「面白かった」で終わらせない!物書きが外部の作品を自分の創作に活かす方法

※当サイトには広告が含まれています

web小説のこと

こんにちは。chiaです。

小説執筆で詰まった時にやるべきこと3選
こんにちは。chiaです。 小説を書いていると、どうしてもアイデアに詰まったり、良い展開が書けずに悩んでしまうことがありますよね。 今回は小説執筆で詰まった時の打開策を3つ、ご紹介します! 他のコンテンツからア

☝前回の記事で、小説の執筆に詰まった際にすべきことをお伝えしました。

こちらの延長線上で、今回は「他者の作品を自分の創作活動に活かす方法」をご紹介します。

 

普段自分の小説を書く以外に、人の作品に触れる機会も多いですよね。

映画やアニメ、小説やイラストなど・・・媒体は様々ですが、人の作品を通して「感動した!」と思う経験は少なからずあるはずです。

そんな「心の琴線に触れた」「すごいと思った」作品を、自分の創作活動にどう活かしていくか。その方法をお伝えします。

 

スポンサーリンク

はじめに:「楽しかった」だけで終わってしまうのはもったいない!

消費者としてコンテンツを楽しむだけなら良いのですが、折角創作活動をやっているのなら他者の作品の良い点をぜひ自分の創作にも活かしたいところ。

「楽しかった」「感動した」「面白かった」と思うだけではなく、「何故そう感じたのか」を整理して行くことがポイントです。

 

①要素の抽出:「心を動かされた」場面を書き出して行こう

まずは自分が「面白いと感じた」場面を書き出して行きましょう。

ここでは試しに童話『シンデレラ』を使っていくつか例を挙げてみます。

『シンデレラ』は継母や義理の姉にいじめられるヒロイン、シンデレラが、魔法使いの力を借りて王子と出会い、やがてガラスの靴のめぐり合わせによって幸せになる物語。
この物語の中で個人的に興味を惹かれた(面白いと感じた)点をいくつか書き出すとするならば、以下の3つが挙げられます☟
    1. いじめられても決して希望を捨てないシンデレラの姿に心を打たれた
    2. カボチャが馬車に変身する場面が面白かった
    3. 王子様が沢山の人の中からシンデレラを見つけ出すラストに感動した

 

②理由の掘り下げ:「なぜ感動したのか」を掘り下げよう

感動したポイントやエピソードを書き出すことができたら、「なぜそこに心を動かされたのか」を考えてみましょう。

 

①で挙げたシンデレラのエピソードで考えるならば、

  1. 決して諦めないシンデレラの強い心に魅力を感じたから(主人公の魅力)
  2. カボチャが馬車に変わるという展開に驚いたから(意外性)
  3. 苦難を乗り越えて2人が幸せになったから(苦境からのハッピーエンド)

☝以上が感動した理由として挙げられます。

 

③自分の作品に活かしてみよう

例えば「カボチャが馬車に変わる」「王子様がガラスの靴の持ち主を探す」のように、作品の特徴をそのまま自分の創作に使ってしまうとオリジナリティのあるものにはなりません。

しかし②で挙げた要素を作品の中に落とし込むことで、オリジナリティを発揮しつつ、作品をより面白く仕上げることができます。

 

☟折角なので上述の例を参考に、思いつきでストーリーを作ってみました。

※普段から乙女系の作品ばかり書いているので内容が少女漫画ちっくになってます(読み飛ばしてもらっても構いません)。

 

  • 家が貧乏でピアノを買ってもらえないが、いつか必ずピアニストになることを夢見る中学生の主人公(主人公の魅力)
  • ある日主人公の状況を知った校長が、音楽室のピアノを放課後練習に使用することを許可する(意外性)
  • 主人公の才能を妬む上級生から迫害を受けるが、毎日練習に励んでいる所を見ていた校長の息子(同級生)と出会い、共に苦難を乗り越えて結ばれる(苦境からのハッピーエンド)

 

シンデレラから得たヒントを参考にすることで、10分くらいで1本エピソードを考えることができました(今回は記事のためにシナリオを考えただけなのでクオリティ等はお察しください・・・)。

全く白紙の状態から作品を生み出すことはなかなか大変ですが、他者の作品から学んだ「心を動かされるポイント」を元にストーリーを組み立てて行くことで、オリジナリティを実現しつつも面白味のある作品を生み出すことができるはずです◎

 

おわりに

他の人の作品に触れることで、創作に関する沢山のヒントを得ることができます。

自分が「ここ良いな」と思ったシーンは他の人も評価していることが多いもの。

漠然とコンテンツを楽しむのも良いですが、ぜひ感動したポイントを整理して、自分の創作活動にも役立ててみてくださいね(^o^)

 

タイトルとURLをコピーしました