こんにちは。chia(@prnwhme)です。
「丸善(まるぜん)」という書店の名前を、皆さんも耳にしたことがあると思います。
今回は丸善の中にあるコラボレーションカフェ、「MARUZEN cafe」でランチを食べて来ました。
丸善は150年続く老舗の本屋さんです
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「丸善」は「丸善雄松堂株式会社」が経営する大型書店です。
福澤諭吉の門下生でもあった早矢仕有的(はやしゆうてき)が1869年に東京・日本橋にお店を立ち上げたことから始まりました。
1869年は明治2年。日本が大政奉還を果たして2年が経ったばかりの頃のことです。
約150年に渡って続いて来たことを考えると、非常に歴史のある書店であることが分かりますね。
「MARUZEN cafe(丸善カフェ)」とは?
「MARUZEN cafe」は丸善とコラボレーションしたカフェ。書店の中にあるお店です。
本記事を書いた現在、東京(日本橋)と京都(河原町)の2店舗がありましたが、今回は京都の方に行ってみました。
☝地下鉄東西線「京都市役所前」から南北に伸びる「河原町通」を南に向かって歩いて行った場所にあります。
京都丸善は2005年に閉店し、それから10年経った2015年に、商業施設「京都BAL」内の店舗として生まれ変わりました。
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ちなみに京都BAL、めちゃめちゃオシャレでラグジュアリーな空間です。都心でもこんなお店早々無いぞ・・・。おったまげました。
丸善は地下1階と2階にあり、カフェがあるのは地下2階。
エスカレーターを下りて奥へと進んで行った場所にあります。
梶井基次郎の小説「檸檬」の舞台でもあります
明治時代の小説家、梶井基次郎が1925年に発表した小説「檸檬」には当時の丸善が登場します。
丸善の棚へ黄金色に輝く恐ろしい爆弾を仕掛けて来た奇怪な悪漢が私で、もう十分後にはあの丸善が美術の棚を中心として大爆発をするのだったらどんなにおもしろいだろう。
(梶井基次郎「檸檬」本文より)
丸善の店内で、画集を積み上げた上に爆弾に見立てた檸檬を1つ置き、それ(檸檬)が爆発する模様を空想して楽しむ、という非常に前衛的な作品。
私も高校生の時、初めて国語の教科書で読んで強い衝撃を受けました。
梶井基次郎が作中で描いたのは現在のお店から500メートルほど離れた麩屋町に店舗があった頃の丸善ですが、
河原町に移った現在も「檸檬」の聖地として多くのファンに愛されています。
昨日京都市長が最初のレモンを置いて下さったカゴ。多くの方が「レモンを置きたい」と言って下さるのですが、商品の上に直接置くのはNGです。必ずこのカゴ(B2Fエスカレーター横に設置)の中に置くようにお願いしますね。#丸善京都 #丸善檸檬 pic.twitter.com/KL7j8yPqYI
— 丸善ジュンク堂書店劇場 (@junkudo_net) 2015年8月19日
☝「自分も檸檬を置いてみたい!」という方は専用のカゴが置いてあるので、そちらに置いて行きましょう。カーンと冴えわたる様子を楽しめるはずです。
「MARUZEN cafe(丸善カフェ)」のランチメニュー
京都店限定!「京野菜の早矢仕ライス」
洋食の人気メニューとしておなじみの、ハヤシライスに京野菜である賀茂茄子(かもなす)と万願寺(まんがんじ)とうがらしが添えられた京都店限定メニューです。
ハヤシライスの名前の由来は所説ありますが、丸善の創業者、早矢仕有的にちなんだとも言われています。
一口食べれば濃厚なルウの甘みが口いっぱいに広がります。
京野菜に加えてエビフライも載った、ボリューム満点な人気メニューです。
半熟卵とデミグラスソースがベストマッチな人気メニュー「早矢仕オムライス」
オムライス好きの方はこちらをどうぞ。とろとろの卵にデミグラスソースがかかった絶品メニューです。
ハヤシライスよりは小盛なので、どちらかと言うと女性向けかな?
どうでも良いですがせっかくなのでぺろっと平らげてしまった写真も載せておきます。美味しかった・・・。
家でオムライスを作る機会なんて早々ないので(というか恥ずかしながら作り方わからん)お母さんが作ってくれたオムライスの懐かしい思い出が蘇りました。おかあさーん( ;;)
MARUZEN cafe 京都店の看板デザート「檸檬」
カフェでは上述した小説「檸檬」とのコラボレーションメニューとしてこんな可愛らしいデザートが用意されています。見た目まんまレモンですね!びっくり!
半分に切られたレモンの上にあるふわふわなケーキはクリームシブースト。口に入れるとしゅわっと溶ける柔らかいケーキです。
ケーキをいただいた後は張り切って下のレモンにかじりつく!!!・・・のではなく笑、
レモンの皮の中はくり抜かれていて、代わりにレモンゼリーがぎっしり詰まっています。こちらもびっくり!
ゼリーは大人向けのビターな味わいなので、
甘いシブーストと一緒に食べても、口直しとして最後に食べてもおいしくいただけます◎
おわりに。「MARUZEN cafe(丸善カフェ)」のオススメポイントはこちら!
最後に「MARUZEN cafe(丸善カフェ)」の個人的にオススメしたいポイントをまとめてみました。
①小説「檸檬」の聖地でコラボレーションメニューが楽しめる
小説「檸檬」の聖地でコラボレーションメニューである「檸檬」のケーキを楽しめるのはMARUZEN cafe京都店ならでは。
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☝東京のお店でも檸檬のデザートメニューは食べられますが、微妙に種類が異なります。東京の方は檸檬が丸ごと1つ使用されている点が特徴的ですね。こちらも食べてみたい。
書店内には檸檬の書籍やグッズを集めた特集コーナーもあるため、ファンの方にはぜひ一度訪れていただきたいスポットです♪
②静かな空間なのでおひとりさまでも安心です
購入前の本は持ち込めませんが、本屋さんの中にあることもあり静かな空間なのでおひとりさまでもゆっくり店内で時間を過ごすことができます◎
店員さんの感じも非常に良く、こまめにテーブルを回っては水を入れて下さいました。
実際chiaが訪れた際も、半分以上がおひとりさまでの来店でしたね・・・。お客さんの年齢層もさまざまでした。
③本格的な洋食メニューが楽しめる
書店の中にあるこぢんまりとしたカフェではありますが、ご紹介した早矢仕ライスやオムライスを始め、本格的な味わいの料理を楽しむことができました。
コーヒーが得意ではないので今回は注文しませんでしたが、コーヒーもサイフォンで淹れてくれます◎
京都河原町のカフェ、「MARUZEN cafe」。
ゆっくり時間を過ごせる場所として、ぜひリピートしたいと思えるお店でした!
皆さんもぜひ足を運んでみてくださいね(^o^)
開店時間:11時~21時(ラストオーダー20時30分)
※ランチタイムは11時~15時