コロナが流行り出したばかりの頃に、自分の出身大学の大学院に在学している中国人の彼氏と知り合い、付き合い、早くも4年が経ちました。彼は大学院卒業やら就職やら転職やらを経て、現在も日本国内の会社で働いています。
お互い大概に良い歳なんですが、特に具体的な結婚の話などはなく、マイペースも良いところです。彼も会社で新しい仕事を任されて意気込んだり一緒に行くコンサートのチケットを自宅に忘れて私に怒られたり一人旅で訪れたアメリカでぼったくられたり、なんやかんやで刺激的な日々を送っていそう。
彼と話をしたり一緒に出かけたりすることは今も昔も本当に楽しいんですが、彼の言動にイラッ…とすることもそれなりにある!!(つい先日喧嘩したばかりの人)
ということで、今日は外国人彼氏にイラっとする瞬間と、そんな時にどう乗り越えるべきか、を個人的に整理してみたいと思います。
【個人談】外国人彼氏のこんなところにイラっとするよ
①時間と約束とお金にルーズ
これは他の国際カップルさんでもたまにお見受けするんですが、私の彼氏も一般的な日本人の感覚をものさしにすると、時間と約束とお金にルーズだな、と感じることがあります。
ギャンブルにドハマりしていたり約束をすっぽかされたりなどといった目も当てられないほどのルーズさではないんですが、待ち合わせに遅刻する割合は私よりも彼氏の方が遥かに多いです。遅刻するからわざと10分前くらいに伝えても、遅刻する😇
お金のルーズさについては、友人同士のお金の貸し借りなどでしょうか。人によるかとは思いますが中国人は日本人よりもお金を貸し借りすることに対しての抵抗が少ないようで、以前友人に20万ほど借りていてめちゃめちゃ驚いたことがありました。(返済はちゃんとしたらしい)
あとは「節約」という概念も薄めかも?これは異国で暮らしているので節約の仕方があまりよく分かっていないということもありそうですが、日々せっせと節約に勤しんでいる自分に比べると、なんかお金の使い方が豪快だな~という印象。
▼この辺からそう思うことが多いです🤔
・会社の同僚との飲み会にほぼ欠かさず行っている(飲みにケーション!)
・休日は中国人や他の国の友人などとしょっちゅうお茶しに行っている(お茶飲みにケーション!)
・一緒に出かけたり旅行に行った先で、これ良いね、となった物をすぐ「買おう!!」となる(即決!)
異国で仕事をすることは大変ですし、ここで暮らしているからこそ横のつながりが必要になることもあると思うのですが、それにしてもお金の使い方がなかなか豪快に見えます。
別に彼が稼いだお金ですし私がとやかく言う筋合いはないと思っていますが、会社の人と回らないお寿司食べた~なんて言ってくる割には私と出かけた時は回転寿司で、オイオイオイ!と思うことはありますw(回転寿司は好きですよ!)
②普通に言ってくることが超失礼
先日喧嘩した原因はこれだったんですが、彼氏、「普通に私(彼女)に言ってくることが超失礼」。
前より太ったとか足の太さが自分の2倍あるとか、毛深いとか歯並び悪いから歯を矯正した方が良いとか、日本人同士だったら普通にモラハラだろと思うようなことを言ってきます。書いてるだけでムカついてくる~~!!寝てる口の中にドリアン突っ込んでやりてえ!!
これ、付き合った当初はだいぶ悩みました。付き合ってんのになんでそんなこと言われなあかんねんと涙が滲んだこともありました(可哀想な自分…🥺)。
4年の付き合いが経ち、ある程度彼の発言を流せるようになった今も、その時の雰囲気やメンタルによっては、全く看過できないことも多々です。てな訳で喧嘩ばかり。
でも、外見を揶揄されることって、日本人同士のカップルでもあるみたいですね。相手が中国人だからとか、外国人だからとかはあんまり関係なかったりするんだろうか…。
後述しますがこの件についてはやはりどうしても我慢ができず、先日ブチ切れました。お前それはマジでモラハラだぞと。会社で言ったら普通に訴えられるから覚えとれよと。
彼氏もさすがに驚いたのか謝罪をしてくれましたが、「僕はあまり同じことを言われても気にしない」などと余計なことを言っていたのでまた言いそう。
相手が外国人だからと言って許容できる訳ではないですが、相手の感覚やマインド、価値観なども違うので、都度はっきりと意見を伝えなければならないと思ったのと、今後もこの問題はつきまといそうです。
③斜め上の空気の読めなさをぶちかましてくる(半分仕方ない)
これ、もし経験がある国際カップルの方がいらっしゃったらぜひとも「あるある~~!!」と分かち合いたい😂😂(そして分かち合える内容であって欲しい😂😂)
これはもう本当に彼が日本人ではないので仕方がないんですが、例えば一緒にいる場で、「今それ聞く(やる)!?!?」みたいなことを平気でやらかしてきて腰が抜けそうになることがあります。(彼も来日してだいぶ時間が経ったので、昔よりはマシになったと思いますが…)
▼これまでの武勇伝、良かったら見てください。😇
・博物館で好奇心に任せて展示に手を近付けて学芸員の方に怒られる(他人のふりしたくなりました…)
・浴衣を持ってないので代わりに習っている剣道の道着を着てお祭りに行く(その場に自分がいなくて本当に良かったと思った)
・旅先の観光スポットでご自由にどうぞと置かれていたポットのお茶を自分の水筒に入れて持ち帰る(その後ホテルに戻って大喧嘩しました)
・「実はしばらく病気で休職してて…」と話していた方に、「何の病気だったんですか?」とどストレートに聞く
・レストランで料理を待っている間に持って来たお菓子とか食べようとする(これ中国では普通のことかもしれないけど、正直やめて欲しい。というかやめさせてます)
・夜中にエクササイズと称して道で後ろ歩きの練習をする(マジで不審者)
何というか本人のマイペースさも相まって、本人は悪びれないどころか逆に日本人が気を使ったり恐縮しているシーンがあっていたたまれないです。同行者の私ももちろんいたたまれないです。
日本で過ごす時間が長くなりだいぶマシになって来たので昔ほど度肝を抜かれることは少なくなりましたが、やっぱり急に想像を超えることをやらかしてきてびっくりする。そして私が注意して相手も理解できず微妙な雰囲気に😇
余談ですが、「幼少期から日本で生活している中国人の友人」に行動を窘められた時は、流石にちょっと反省していました(?)。
彼女が伝えるよりも、自分よりも滞在歴が長い、同じ国出身の人などに指摘してもらった方が、何だか効果がありそうです。
【心構え的な】過去も未来も含め、どうやって乗り切って行くべきなのか
①嫌なことはマジではっきり伝える
ここまで、半ば愚痴のような話をつらつらと書いてしまいました。とは言え今後も相手と付き合っていくことを踏まえると、どうやってトラブルを乗り越えていくべきなのかを考えて行かなければなりません。
ここからは自分なりに考えつく、トラブルの乗り越え方を整理したいと思います。
私もなかなか円満にどちらも良い気持ちでトラブルを回避することはできず、付き合って時間が経った今も揉めてばかりなのですが、最近しみじみと思ったのは、「嫌なことはマジではっきり伝える」こと。
彼女サイドだとつい彼氏から言われたことを我慢してしまったり、言い返すことでその場の雰囲気が悪くなることを避けて何も言えなかったりするんですが、相手側からすると「恋人(自分)がストレスを感じていることに気づいてすらいない」パターンも多々あるなと。
これは文化や価値観の違いもあり、互いの国籍が違うからこそ起こり得ることでもあるなと感じていて、だからこそ自分の意思は臆せずはっきり伝えることが大事だなとしみじみ感じる日々です。
②ちゃんと自分は悪くないと思う、罪悪感に囚われない
上述した自分の考えをきちんと伝えることに加えて、これもすごく大事だと思います!!
例えば私の場合だと自分の意見をハッキリ伝えて、相手があからさまにしょんぼりしたり機嫌を損ねたりしたところを見ると「あれ、ちょっと言い過ぎたかな…」とか「あんまり言うとかわいそうかな…」とかつい思ってしまうんですが、そうすると結局自分が我慢することにもなってしまいますよね。
自分が我慢し続けると、それはそれで溜まりに溜まった鬱憤が爆発してお互いのためにとっても良くないので、「一旦はっきり意見を言ってみて、相手の出方を伺う」というのも大事だなと思います。これ以上相手に求めるのを諦めるのか、それとも理解してもらえるまで話し合いを重ねるのか、といった塩梅を見極めるのも、相手の反応次第だなと。
私も性格的になかなか溜め込みやすいタイプで、数年にわたって溜め込んだ鬱憤をある日彼氏にぶちまけたことがありました。(先述したモラハラブチギレ事件です)
その時も相手サイドは私がここまで思い悩んでいるとは全く思わなかったようで、「もし自分が不快なことを言っていたなら勇気を出してその場で言って欲しい、正直な言葉が聞きたい」と言われました。
「これを言ったら気に障るかな」「今のは言い過ぎだったかな」というのも結局は自分の物差しで判断しているに過ぎないので、あまり遠慮し過ぎず、相手と議論するつもりではっきりと意思を伝えていくことが、今後長く付き合っていく上でも大事なのかなと思う日々です。しみじみ…。
③でも心の余裕が少しだけあれば、彼の立場にも思いを馳せてみる
過度な罪悪感は持たないようにしたいと思いつつ、少しだけ冷静になるタイミングが来たら、「彼の立場にも思いを馳せてみる」ことも忘れないようにしたいな、とは個人的に思います。
私の彼氏の話で言うと、来日してまだ数年の頃は、やはり一日中日本語を聞いたり喋ったりすると疲れるようで、よく夜になると話していることがおかしくなったり(日本語が不自然に😂)、ちょっとご機嫌斜めになることがありました。確かにこれは私も海外旅行をすると感じることで、異国の地で外国語に晒されていると、確かに結構疲れます。
相手の母国にお住まいの方ですとまた状況は異なるかと思いますが、私の場合だと自分は生まれ育った安心できる母国にいて、彼氏は異国である日本で日々母語ではない日本語を使って生活している。その立場の違いと苦労は、忘れずにいたいなと思います。
時にはぶつかり合いながらも、互いの理解を深められたらいいなぁ
備忘録のような内容になってしまいましたが、今回は外国人彼氏のついイラっとしてしまうポイントと、喧嘩やトラブルになった際の心構えを整理してみました。
互いに母語が異なり、生まれ育ったバックグラウンドも違うことから、ちょっとした価値観の違いでぶつかったりするのはある意味当然かもしれません。
とは言え言葉にしないとそもそも相手に伝わっていないことも多々なので、自分の意見を伝えることは本当に大事…!そしてはっきりと伝えた自分に罪悪感を抱か無いことも大事。
相手が外国(日本)で暮らしている状況なのであれば、相手のバックグラウンドや見えない苦労に思いを馳せてみることも大事だな、と今回の記事を通して感じた次第です。
私も彼氏とモメた際には、国際カップルさんの喧嘩や愚痴のブログを見て「あるある!!」と頷いてしまうこと多々です😇
記事を通して、少しでも国際カップルさんの心が軽くなるきっかけになれれば嬉しいです…!🍀