【体験談】体調に気を付けて無理なく回ろう!パニック障害が楽しむ関西万博

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パニック障害 関西万博 おでかけ、旅行

いよいよ始まった大阪・関西万博。筆者はかれこれ5年ほどパニック障害と付き合っていますが(全然嬉しくない…)、万博に行きたい欲に耐えられず、5月に思い切って飛行機に乗り行ってきました!

結果、本当に行って良かったです。事前準備をはじめ色々大変なことはありましたが、本当に心に残る思い出になりました。

今回は実体験を元に、パニック障害をお持ちの方が万博を楽しむためにお役に立てるようなネタをいくつかご紹介します。

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【準備編】万博に行くまでに準備したい・心がけたいこと

できれば2人以上の人と行く

友達と行く万博

「万博に行こう/行きたい!」と思い立った時、誰と行こうかな?と考える方は多いと思います。もしかしたら、私と同じパニックさん仲間の方の中には、1人で行くぞ!と決意される猛者の方もいらっしゃるかもしれません。

私も本当に楽しかったので、次行く時は(周りの人との予定が合わなければ)1人で行ってもいいな~、とは思います。それくらい万博は楽しい場所です。

けど、パニックさんが初めて行く時は、できれば2人以上の人と行くことをおすすめします!

👇理由は以下です

①電車を利用する場合、夢洲駅の往復が非常に混雑している

②待ち時間が多く、1人だと持て余す可能性あり

③体調の変化があった時、同行者がいると心強い

まず①は、往復の電車について。万博の会場となる夢洲は、大阪湾に浮かぶ人工島。電車は大阪メトロ中央線のみ乗り入れていて、開園・閉園時は駅が大変な混雑になります。そんな時、同乗者がいると安心ですね(私もこの電車は結構きつかった…後述します)。

②についても、なんとなく想像いただけるかもしれません。平日休日を問わずここ最近の万博は混雑が続いているため、大人気のパビリオン(例えばアメリカとかイタリアとか)でなくても、予約を取っていないパビリオンに関してはそれなりの待ち時間が発生します。1人で並んで待つことに対し不安を覚える方は、やはり一緒に行く方を探していただいた方が良いかもしれません。

③も記載の通りですね…!会場は非常に広いですが、座って休憩できるスポットはそれなりにあり、私自身は会場で体調を崩すことはありませんでした。会場を巡回する救護スタッフの方もお見かけしましたし、恐らく何かあった時に近くにいらっしゃるスタッフの方にお声をかければ何らかの連携は取ってくださいそうな雰囲気ではあったので、そういった部分はあまり不安に感じていただかなくても大丈夫かなと思います。

けれどやはりイレギュラーな環境なので、もし何かあった際にフォローをしてくれる同行者の方がいると心強いと感じる方は、複数名の参加を検討されても良いかと思います。

もちろん症状によってこれは大丈夫・苦手というのはそれぞれだと人それぞれだと思いますので、ご自身の体調やコンディションと相談して検討いただくのが良いかと思います!

遠方の人は宿泊先も会場周辺がおすすめ

大阪万博

今回私は遠方からの参加だったので、会場(夢洲駅)の1つ手前の駅である、コスモスクエア周辺のホテルに宿泊しました。自分のお財布的には予算オーバーだったんですが、結果としては本当にこのエリアに泊まってよかった…!

👇理由3つです

①夢洲の往復の電車(中央線)がめちゃくちゃ混雑する

②会場で体力を消耗するので、宿泊先は近場がおすすめ

③ちょっと休んでまた行く、とかもできる

まず①。前述したように、電車内は非常に混雑します。時間帯によっては、電車が苦手なパニックさんにはちょっとだいぶしんどいんじゃないか…レベルの混雑です。(「夢洲駅 混雑」とかでXなどで調べていただくと現地のリアルな状況が分かるかと思います)

もし電車に不安を感じる方がいらっしゃれば、なるべく乗車時間を短くするのをお勧めします…! 上述したようにコスモスクエア周辺に泊まって、1駅だけ頑張って電車に乗るとか、後述しますがタクシーを活用できる範囲のエリアのホテルに泊まる、などですね。

②についても同じで、頭でわかっていても実際の会場の大きさは想像をはるかに超える広さです。駅から降りて入場ゲートへ行くまでも距離がありますし、そこから大屋根リングに行くまでも距離があり、さらにはリング内の直径は徒歩8分半(約610m)ほどの距離があります。

数時間いるだけならまだ頑張れますが、1日中会場で過ごすなどとなるとかなりの体力を消耗するかと思われます。そんな中で長々と混雑した電車で帰宅するのもなかなかしんどいですよね…😥そう言った理由からも、近場の宿泊を推したい次第です。

③については私は実際にやらなかったのですが、例えばディズニーランドやUSJみたいに、疲れたら一度ホテルに戻って休憩してまた行くといった過ごし方も可能です。

主に2日以上滞在する場合の過ごし方にはなりますが、朝イチで万博へ行って、気温が高くなる&混雑する昼頃は一度ホテルへ戻り、日が沈んでからまた行く…といった過ごし方も近場ホテルの滞在ですとできなくないとは思います◎

「何とかなる」はちょっとリスク。できる準備は欠かさずに

万博の準備

こちらは個人的な体験談ですが、私自身万博へ行くのをすごく楽しみにしていたこともあり1ヶ月以上前から準備を進めてきました。

同行者には「そんなに念入りに準備するの…?」と完全に引かれていましたが、体調の不安もありましたし、(準備を行ったことで)結果として当日それなりにスムーズに過ごすことができたので、事前準備はちゃんとやって良かったなとしみじみ感じています…!

👇心がけたいことは以下です

①なるべく複数のパビリオン抽選に参加する

②会場内の位置関係を把握する

③当日のスケジュールを可能な限り練る(ホテルのチェックインなども含め)

④会場内でなるべく快適に過ごせるような準備を行う

①抽選については、もし行きたいパビリオンがあるなら(そしてそのパビリオンが抽選を行っているなら)ぜひ参加しておきたいところです。

2ヵ月前抽選、7日前抽選、3日前の先着予約と、基本的には当日までに3回ほどのチャンスがあります。既にやり方が有名になってしまったのでちょっと難しいかもですが、各パビリオンで予約を受け付けていることもあります。

待ち時間が苦手だったり、当日行き当たりばったりのスケジュールで回ることが苦手なパニックさんがいらっしゃったら、少しだけでも予約を確保しておくことがおすすめ。人気のパビリオンは中には2時間以上待たなければならないものもありますが、予約が取れればスムーズに入館することができますよ。

②の会場内の位置関係を把握する、もおすすめです! いかんせん会場が広いので、東ゲート近くのパビリオンに行ったあと西ゲートの方に行って、また東ゲート側に戻って…などとあっちこっちに移動するスケジュールを組んでしまうと、ヘトヘトになってしまいます。

抽選も必ず予約が取れる訳ではないので、直前までスケジュールを組むのはなかなか難しいんですが、できるだけ移動を少なくする、無理のないプランにするなど、行く前から会場マップを見て大まかなイメージを立てておくことをおすすめします◎

マップはつじさんが有志で作成されたものがおすすめです!ちょっと手間&お金はかかりますがコンビニでA3印刷すると、本当に現地で役立ちました。

③スケジュールについては、会場の過ごし方だけでなく、遠征の方はその前後も含めたスケジュールを練っておくと吉です。

例えば万博って、キャリーケースなどの持ち込みがNGなんですよね…!万一持ち込むと非常に高いお金を払わなければならないので、事前に周辺駅かホテルに預ける必要があります。

またゲートに並ぶ時間も難しくて、例えば10時入場で予約した場合でも、その前の時刻から待機列が形成されるようです。

列にじっと並ぶのが苦手なパニックさんなどですと、何時間も前から並ぶのは現実的ではないと思いますが、それなら

・混雑を避けるためには、何時頃にIN/OUTしたら良さそうか

・何時に会場(ないしは駅)に到着する予定で行くのか

・当日飛行機や新幹線などで行く方は、逆算して何時頃着いていれば良さそうか

👆ちょっと大変ですが、この辺りを事前にスケジューリングしておくと安心です…!

最後に④もとても大切ですね。これからの季節、どんどん気温が上がって体力勝負になりそうな予感です。色々と心配し過ぎるとキリがないですし、精神面にもあまりよくないのですが

・雨が降った時、風が強い時の対策

・屋外が暑い/寒い時の対策

・個人的に発作が起きてしまうのを防ぐための対策

👆上記はそれぞれ考えておくと安心です。現地に持って行った方が良いものについては、別記事でまとめられればと思います!

 

【当日編】当日心がけたいこと、活用したいおすすめネタ

電車を利用する方はなるべく時間をずらすと◎

夢洲駅 混雑

繰り返しになりますが、電車が苦手な方はなるべく時間をずらすことをおすすめします…!

ちょっと細かい話をしますが、夢洲駅に乗り入れている電車は、大阪メトロ中央線のみ。ひとつ手前の駅は「コスモスクエア駅」となりまして、そこからトンネルを通り、電車で約3分の道のりです。

後述しますが私はコスモスクエア駅付近のホテルに宿泊していました。「そのくらいの距離なら電車も平気だろう!」と思って滞在中1人で乗る機会があったんですが、大混雑の電車の中、立ったままの夢洲駅までの道のりはちょっとキツかったです😭

少し電車の利用に不安がある方は、朝イチでの利用や閉園ギリギリまでいられないのはちょっと残念かもしれませんが、なるべく電車が空く時間帯のIN/OUTを検討してみてください。

個人的な感覚で言うと昼前に入園し、18時半頃には会場を出る、といった感じでしょうか。実際の混雑情報は万博ファンによるDiscordやオープンチャットの方が遥かにおすすめなので、気になる方は事前にリサーチしてみてください。

西ゲートからのタクシーの活用も非常におすすめ

万博 タクシー

個人的な裏技(?)としてぜひ推したいのは、西ゲートからのタクシーの活用です!

万博会場には東ゲートと西ゲートの2つの出入り口がありまして、電車を利用される方は基本的に東ゲートが最寄りになります。(だから必然的に東ゲートがいつも混雑する感じですね)

西ゲートには駅の入り口などはありませんので、電車を利用したい方は東ゲートへ戻る必要があります。

入場の際はチケットの予約時に、東か西のどちらから入場するか登録しなければならないのですが、どうしても電車の利用を避けたい!!という方は、タクシーを利用して西ゲートからIN/OUTすることを強くおすすめします。

私も入場予約をしたときは無知でうっかり東ゲートで登録してしまったので、入場時は電車を使って東ゲートを利用しました。混雑した電車はちょっとしんどかったですが、夢洲駅も非日常感があって一見の価値はあります👀

遠方から来たこともあり、できれば閉園ギリギリまで会場にいたい…けれどどうしても帰りの混雑した電車は持病的に無理そう…だったので、(今回2日間に分けて行ったんですが)会場を出る際はいずれもタクシーを利用してコスモスクエアまで戻りました。

結論、西ゲートおよびタクシーの活用はめちゃめちゃおすすめです!!

まず、上述のように西ゲートは空いてるんですよね。なのでお土産屋さんも飲食店も、東ゲートより遥かに空いていました。(もちろん閉園間際になるとお土産屋さんは激混みなんですが、それでも東ゲートよりはマシなんじゃないかと思います)

事前にDiscordなどでも数日間リサーチしましたが、タクシーについても待ち時間が長くて全然来ない…なんてことはほぼなさそうでした。タクシープールに停まっているタクシーを利用しても良いですし、アプリを活用できる方は配車アプリを使うとよりスムーズです。

私も今回配車アプリを利用しました。利用に際しクーポンやポイントを使えたので、ちょっとお得に乗れましたよ◎

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タクシーは高いので、利用するのは気が引ける…という方もいらっしゃるかもしれません。

けれど万博は人生に何度行けるか分からないイベントですし、ご自身の快適さなどを優先しても良いんじゃないかなと…!(私もそんな気持ちでした)

あとこれは現地のタクシー運転手さんに聞いた話ですが、中央線は混むからコスモスクエアからトラムに乗って住之江公園まで行けば、別の路線で中心部(梅田とか新大阪とか)まで行けるよ!とのことでした。

中心部に滞在する方や府民の方は、タクシーを活用し、とりあえず会場周辺の混雑を避ける、というやり方もアリなんじゃないかなと思います。

会場内ではパーソナルモビリティやバスも活用しよう

万博 バス

会場内での徒歩での移動が不安な方は、パーソナルモビリティやバスを活用してみてはいかがでしょうか!

パーソナルモビリティは、空港などでも見かけるような乗り物です。当日貸出(抽選)対応、停車は駐機場のみだそうで、やや気軽に使えるとは言い難いかもしれませんが、機会があればぜひ活用してみてください。(私も使いたかったんですが、いまいちリサーチが足りず利用できませんでした😣)

もう少し気軽に利用できるのは、EVバスの方かなと…!こちらは主に会場の外周(リングの外)を走っているバスで、ざっくり東から西に行きたい時とか、リングの先(ゲート)まで一気に行きたい時とかに便利です。

料金は1回400円。個人的にはちょっと高い…!ですが1,000円の乗り放題券を買えば、何度でも乗車可能です。料金は少々お高い印象ですが、乗車によって体力を温存できたのはすごく良かったです。運転間隔も短いので、少し待てばすぐに来ますよ。ぜひ事前にマップなどで停車場所を確認して、バスの利用も検討してみてくださいね。

人気すぎるパビリオンは諦める

万博 人気パビリオン

行きたいパビリオンに抽選で事前に予約ができれば良いのですが、そもそも事前の予約を実施していない人気パビリオンもたくさんあります。有名どころで言えば、アメリカ館、フランス館、中国館あたりですね。

これらのパビリオンに行きたい場合、とにかく頑張って並ぶか、開園ダッシュを頑張るか、閉園ギリギリを何とか狙う…くらいしか方法がありません。けれど前述したように開園時は電車がめっちゃ混む…世知辛い…!😇

どうしても行きたいパビリオンがあって、長い列も気力で何とか乗り切れる!(ないしは同行者と楽しくおしゃべりしてれば乗り切れる!)というケース以外は、人気すぎるパビリオンは諦めるというのも1つの戦略だと思います。

人気のパビリオンは規模が大きいことが多く、見ごたえは約束されていると思うんですが、少し並べば入れる、ないしは全く並んでいないような、空いているパビリオンも沢山あります。

一見マイナーな国だったり、(大きなパビリオンに比べると)見ごたえに欠けるかもしれませんが、普段馴染みのない国の異文化に触れるのはどのパビリオンであっても楽しいです✨

あまり頑張り過ぎると疲れてしまうと思うので、とにかく万博に来れただけですごい!やったぜ!!という気持ちで、行ける範囲でパビリオンや会場のグルメを楽しみながら、のんびり回る過ごし方もおすすめです❀

「無理せず楽しむ」が1番!事前準備で安心して万博を楽しもう

色々と書きたいことが多く長くなりましたが、今回はパニック障害をお持ちの方が万博に行く際に心がけていただくと安心な小ネタを、体験談を交えてご紹介させていただきました。

私もまだまだパニック障害と付き合いながら過ごす日々で、万博も本当に行けるのかな…と当日まで不安でしたが、色々と下調べや準備をして当日も楽しむことができたので、諦めずに行動に移してよかったなと改めて感じました。

ご自身が何が苦手で、何を避けられれば体調を崩さず快適に過ごせるのかを踏まえて予定を練っていただければ、イレギュラーな環境の万博でもきっと楽しめるのではないかと思います…!

事前にリサーチを行うことが安心にも繋がると思うので、万博にご興味のある方はどうぞ諦めず、予定を練ってみてください。皆さんにとっても万博が楽しい思い出となることを願っています❀

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