こんにちは。
個人的な話にはなりますが、先日7月末、自衛隊が行っている大規模接種センターのワクチンの予約(東京)をインターネットで取ることができました。
ちなみに一度でも予約の争奪戦に臨んだことのある方にはおわかりかと思うのですが、噂に違わず自衛隊のワクチンは争奪戦が非常に激しく、予約開始日はサイトに繋がらないことはもちろん、開始早々30分も経たないうちに終了……なんてこともザラです。日頃Twitterを拝見している限りですと、東京はもちろんですが大阪はもっと(一日の)接種可能数が少ない関係から、だいぶ競争率が激しくなっているようですね……。
私自身もありがたいことに何とか予約を取ることができましたが、1週目は(後述しますが、1時間前から待機していたにもかかわらず)サーバーに繋がらずあっさり予約終了&2週目は忘れる(自業自得)で、3週間目のチャレンジでやっと取れた感じでした……。
とは言えコロナで厳しい状況が続く中、可能な限り早く、効率的にワクチンを接種できればいいなと思うのも事実。
今回は備忘録を兼ねて、大規模接種のワクチンを予約するまでに至ったプロセスをご紹介したいと思います。
私自身、ネットで日頃検索していてもなかなか大規模接種に関する体験談などは見つけられず、Twitterなどの情報を集めるしかなかったので……少しでも皆さんの参考になれば幸いです。
※本ページに記載している内容はあくまで個人の体験談となります。ネットでのワクチンの予約を確約するものではありませんのであらかじめご了承ください。
そもそもどうしてワクチンを接種しようと思ったか
前提としてお話させていただくと、私は現在20代の社会人女子です。東京近郊に住んでいるため、結果として集団接種に赴くことは可能でした。
現在フリーでライティング関係の仕事をしていることから特に出勤などもなく現在はほぼリモートで普段は家に引きこもっているのですが、ワクチンは可能な限り早く受けたいな……と思っていました。参考までにご紹介すると、理由は以下の2つ。
持病がある
これもいつかブログで詳しくご紹介できればと思うんですが、2020年よりパニック障害を患ってしまいまして……。
あまりご存じない方のために説明しますと、パニック障害は精神系の疾患になりますね。不安や緊張を感じる場(混雑した電車やバス、飛行機や地下など)に身を置くと、過呼吸や激しい動悸などの症状が出てしまう疾患です(症状は人それぞれです)。
最近では芸能人の青木さやかさんや、元キンプリの岩橋玄樹くんが病名を公表して話題になったりもしました。
パニック障害はワクチンの優先順位でよく挙げられる基礎疾患には当てはまらないので優先的に接種をさせてもらうことはできないのですが、例えば「もし自分がコロナにかかったら?」と考えてしまたり、(実際はコロナではないのに)少し体調が悪かったり身体が熱っぽかったり、あと咳が出たりすると「自分はコロナなのでは」と不安になり、上述したような症状が出て苦しくなることが多々ありました。
接種したからと言って必ずしもコロナにかからなくなる、という訳ではないとは思うのですが、そういった面からも(分類としては若者に当たるのですが)ワクチンの早い接種を希望していた次第となります。
職域接種なし&自治体の遅れ&かかりつけ医がない
私は現在フリーランスなので職域接種という選択肢はなく、医療関係者のコネなどもないので頼れるのは自治体のみ。ですが本記事を書いている7/31時点、自分が住んでいる市では接種の予約を受けつけているのは「60代以上の基礎疾患ありの方のみ」でした。
(これも情報が曖昧になっているのでうーんという感じなのですが……)一方市内の内科は(病院によって)独自にワクチンの接種をいつの間にか進めていたりして、かなり不透明な感じになっていました。予約しようとネットを開いた際はもう時すでに遅し、だいぶ前に予約は締め切ってしまっていたなどなど。これ誰に聞けばいいんじゃい!!
自分が普段お世話になっている内科も偶然隣の市にありまして、一応ワクチンの予約は受け付けているのですが条件は住民票が同市内にある方のみ。かかりつけ医なのに…(´・ω・`)
そんなこんなで自分がワクチンを接種できる見込みは現時点で全く立たず、さらには周囲でワクチン接種完了の報告を聞くうちにますます焦ってしまい……という悪循環でメンタル的にも参ってしまい(豆腐メンタルでほんとすみません……)自分に打てる手は可能な限り打とう、打つしかない!と思い立った感じでした。
ネットでのワクチン予約のフロー、心得ておきたいことなど
そんなこんなで持病持ち&職域接種のアテなし&自治体の見通しも立たない(けどなるべく早く接種したい)私にとっては、言わば最後の砦(?)だった自衛隊の大規模接種。
何度か予約の争奪戦に参加して、少しではありますがわかったことを以下にてご紹介します。
①おすすめは公式LINEからの予約
唐突でなかなか恐縮なのですが私はオタクなので、これまでにぴ…やローチ…などのイベントチケット一般販売の争奪戦で培ってきたノウハウ(我流です)を活かして
・Microsoft Edge(PC/予約30分前から待機)
・Safari(スマホ/予約30分前から待機)
などの複数タブであれこれ挑戦してみたのですが……
結論として、予約できた(サイトに繋がった)のは
スマートフォンの「自衛隊東京大規模接種センター接種予約」の公式LINEアカウントの予約ボタンからでした。何たる盲点!!!
予約ボタンは↑の画像のバナー(「空き状況を見て予約する」)ですね。事前にアカウントとはLINEで友達になっておく必要があります。
後ほど詳しく書きますが予約30分前からクロームだのSafariだので待機していたにも関わらず、予約開始時間になっても混雑していますの画面が出るばかりでちっとも予約ページに進めず……。
結局しびれを切らしてLINEの方から飛んでみたら、一度もアクセス制限にかからずにスムーズに予約することができました。どういうことだってばよ!
あくまでこれは個人の体験談なのでもちろん繋がる(予約が取れる)ことを確約するものではありません。実際Twitterを覗いてみると
7/29に予約開始された東京の自衛隊ワクチン、予約取れた(びっくりした) Firefoxで繋がった
— あいざわ ふみ (@aizawafumi) July 31, 2021
👆Firefoxで繋がったっておっしゃられている方もいらっしゃいますし、
自衛隊のワクチン予約できたー。
スマホからでは全くつながらず、PCからやったほうが案内早かったです。— ナカイ@メジェドK (@nakai3) July 29, 2021
👆PCから繋がったとおっしゃられている方、
自衛隊コロナワクチンはおそらくLINEからの予約が最強です。
PCは1時間以上動きがありませんでした(Chrome、IEでは一定時間動かなかったらリロードアイコンが出てくるからそれが問題?)
LINEからで選ばれるのはおそらく運ですね。— 柚葉@ぬぬぬに(ふゆつき) 8月4日1回目 (@Yuzuha_gunchan) July 29, 2021
👆私と同じくスマホ(LINE)の方が速かったとおっしゃられている方と、本当に人それぞれな印象です。
ただ、実際に予約する際は一つのデバイス・ネット環境に頼らず、手持ちの限り複数の手段(スマホ、PC、タブレット、はたまたクロームやSafari、IEなど)から試してみる方が良さそう。
もちろん前述したLINEの予約ページも一つの手段として覚えておく分には十分オススメです。
②PC・スマホで待機する場合は30分前から可能
これは以前他のブログでご紹介されていて知ったことだったのですが、集団接種のネット予約は18時から始まることが多く、まぁよくあるパターンとしては18時ぴったりにアクセスしても繋がらないことが多いので数分前からスタンバったりすると思うのですが。
思うのですが。
実は予約サイト、予約開始の30分前の17:30から順番待ちをしているようです。
サイトが混雑していない時(平常時)は普通に予約カレンダーなどが見られるんですが、30分前になると上のような画面が切り替わります。
予約時間になるとめちゃくちゃ紛らわしいんですが「予約はまだ開始しておりません」が「サイトが大変混雑しています」などといった文面に変わり、順番に案内するといった旨の案内がされます。これ、東京オリンピック2020のチケット取った経験ある方ならイメージしやすいと思う。当時もサイトが非常に混雑するので順番待ちシステムを取ってて、(余談ですが)当時は1万人待ちとか普通に出てきて震えた記憶がある……(ちなみにワクチンの予約サイトでは待ち人数は表示されません)。
ただ、この話をしている中で恐縮なんですがこれまで2回ほど予約待ちに挑戦してきて(どちらもきちんと30分前から待機してました)、予約ページに繋がったことは一度もありません;; 悲しい…!
繋がるかどうか、順番が回ってくるかどうかは完全に運なのですが、音声でのアナウンスなども特にはないので、画面が切り替わったらすぐ予約できるように身構えておくことが大事です(場合によっては30分ほど待たされた挙句予約満了のページが出ることもある。悲しい)。
※ちなみにですが、順番を待つページは自衛隊サイトの東京/大阪の分岐リンクより飛び、どのページでもOKです。あらかじめログインをしていても10分ほどでログインが切れてしまうため、アクセスが繋がった場合も結局は接種券番号を入力する(ログインする)ところから始まることになるかと思います。
※あと、これは個人的な所感ですが待機ページ(サイトが混雑していますの表示がされているページ)からリロード(F5ボタンでの更新)はしない方がいいかも……。確証はないのでなんとも言えませんが更新をした場合、順番がまた最後尾になってしまう可能性があります。ちなみに私も試しにスマホでひたすらリロードをしてみましたが、結局予約ページに繋がることはありませんでした。
③ワンチャンキャンセル予約もあり
いくら自衛隊の予約日が決まっているとは言え、18時という微妙な時間なので仕事や用事で時間が取れないことももちろんあるでしょう。おまけに(もし時間通りにスタンバれたとしても)順番待ちで平気で1時間かかったりするので、注意が必要です。
だからと言って予約時間に間に合わなかったからと言って即終了、という訳ではなく。
ワクチン予約サイトのカレンダーを見ていると、ごくまれに、本当にごくまれにですがキャンセルの表示(予約可能の表示)がなされることがあります。
自衛隊ワクチンはキャンセルで予約枠が復活しても一瞬で埋まるのね😅
ていうか初めて「×」以外のマークを目撃したわー pic.twitter.com/MKPbul9165
— いとう🍫あみ (@madam_itoh) July 17, 2021
写真にあるように、一瞬だけ「△」の表示が出る感じですね。
私も何度か挑戦しましたが、(大体ですが)数回ほど目にすることがありました(結局機動の速さで負けてしまい予約には至らず)。ただ、割合としてはかなり低めで、実際1時間以上リロードを押し続けてなんとか取れた、という猛者の方もいらっしゃるようです。
かなり根気と時間を要する作業なのであまりお勧めはできませんが、選択肢の一つとしてご紹介しました。
※ちなみにですがワクチンサイト、放っておくと10分ほどでログインが切れてしまうため、接種券番号を辞書(単語)登録とかしておくと割と便利です。
④(裏技?)厚生労働省が公開しているコロナワクチンナビも活用する
最後に自衛隊の集団接種の代案としてご紹介したいのが、厚生労働省が公開しているコロナワクチンナビを活用する方法。
当時全くワクチンを接種できるアテが見つからず、途方に暮れて『ワクチン どこで接種できる』とGoogle先生に聞いて教えてもらったサイトなのですが……
実際にサイトを見ていただくとわかる通り、現時点でワクチンの接種予約が可能な全国の医療機関がまとめられています。
予約を行っているかどうかは○△×で一目で確認できるのですが、個人談としてこれは全く参考にならない!!!
覚えておきたいポイントは、以下の通りです。
・予約できるかどうかは必ずリンク先のHPを見て確認する
・居住市内で予約が出来なさそうな場合、自分が行ける範囲の町(病院)は全て調べるくらいの気概を持つ
・居住市内でなくても受け入れてくれる病院はきっとある
まず大前提ですが、ワクチンナビの方で○が付いていても供給などの理由で予約を停止している病院は多々あります。居住市内の病院でサクッとワクチンを予約できるとは限らないため、もし受け入れ先がなかった場合でも自分が行ける範囲の町・県・病院は全て調べるくらいのガッツが必要です。
その際は、ワクチンナビに掲載されている各病院のホームページを確認すること。現在予約を停止しているとか受け入れているとか再診の方に限るとか、最新情報が掲載されているはずです。
私の場合、(自衛隊の方が接種の日程が早かったので予約には至りませんでしたが)隣の隣の隣くらいの市で初診の方も含めて予約を取ってくれる病院がありました。正直あまり交通の便が良くない場所だったので、もしかしたら予約に空きがあったのかもしれません……。
そんな感じで、自治体で接種の見通しが立たない場合でも病院によっては予約を受け付けている場所もあります。
距離や心因的な事情で集団接種会場まで行くことができない・行きたくない方は、こちらを当たってみるのもオススメです。
おわりに
長々と書いてしまいましたが、今回は自衛隊が行っている大規模接種の予約を取るまでの体験談・備忘録をご紹介しました。
これから大規模接種の予約を考えている方も、接種の選択肢として視野に入れている方も、最新情報は随時防衛省・自衛隊のツイッター(@ModJapan_jp)などで紹介されているため、こまめにチェックしてみると良いかと思います。
2021年7月時点、まだまだ自治体の接種は全世代スムーズにとまでは行かない状況にはなっていますが、若い方を含めまして一人でも多くの方が安心してワクチンを接種できるよう祈っております。