こんにちは。chia(@prnwhme)です。
7月7日は七夕の日。
琴座のベガと呼ばれる織女(しゅくじょ)星は裁縫の仕事、鷲(わし)座のアルタイルと呼ばれる牽牛(けんぎゅう)星は農業の仕事をつかさどる星と考えられていました。(京都 地主神社HPより)
運命によって引き裂かれてしまった二人が(一年に一度!)天の川を渡って会うことのできる、とってもロマンチックな日ですね。
そんな七夕の日に、ぜひ聴いていただきたい吹奏楽曲をご紹介します。
たなばたにオススメの吹奏楽曲「The Seventh Night of July(たなばた)」
- 作曲: 酒井格
- 発表: 1988年
吹奏楽を代表するこの曲。
聴いたことがある!という方や、実際に演奏したことのある方も多いでしょう。
この曲はなんと、作曲者である酒井氏が高校生の時に作られた曲なんですね! 凄すぎる!
The seventh night of July ~Tanabata~
☝YouTubeなどではあらゆる学校の演奏を聴くことができますが、オススメはこちら。
余談ですが当時中学生だった中の人はこの動画で初めてこの曲の存在を知りました。演奏団体は不明ですが、疾走感のある演奏はお見事の一言。
七夕、と言うと「ささのはさーらさらー♪」でおなじみ、童謡「たなばたさま」のゆったりとしたメロディラインを想像しますが、
こちらの作品は一年に一度の再会を心待ちにし、わくわくする織姫と彦星の幸せな気持ちが(あくまで中の人の妄想です)表現されたかのような明るい曲調が特徴です。
「The Seventh Night of July(たなばた)」、ピアノ版もオススメです
たなばた/The seventh night of July(ピアノ編曲版)
☝YouTubeではピアノ版も公開されています。
華やかな吹奏楽版とは異なり、ピアノ版はよりロマンチックな感じです。七夕の夜にしっとり聴きたいですね。
「たなばた」の作曲家、酒井格氏のその他の作品
「The Seventh Night of July(たなばた)」を作曲した酒井氏は他にも日本の風景や伝統行事を数多く曲にしていることで知られています。
「Omisoka (New Year’s Eve)/おおみそか」
☝こちらの曲名は「Omisoka (New Year’s Eve)/おおみそか」。
題名の通り、おおみそかである12月31日をテーマにした作品です。
一年を締めくくるのにピッタリな華やかな曲であり、年の瀬で慌ただしく動き回る人の様子や、新しい年に向けた希望が感じられます。
作中には明治時代の作曲家、瀧廉太郎(たき れんたろう)による童謡、「お正月」のフレーズも(!)
聴いていてとても楽しい気持ちになれる作品です◎
Shichi-Go-San/七五三
☝こちらの曲名は「Shichi-Go-San/七五三」。
この作品も題名の通り、子どもの成長を祝う日本の行事「七五三」をテーマにした作品です。
明るいメロディラインは無邪気な七五三を迎えた無邪気でかわいらしい子供達の様子が浮かんで来るほか、
作品では実際に「七拍子、五拍子、三拍子」を使用しているなど、非常に面白い作品になっています。
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作者のホームページを参照すると、京都にある石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)での、自身の七五三の思い出もイメージしているのだとか。
七五三がある秋の季節に聴きたい作品です(^ω^)
おわりに
今回は七夕の日(7月7日)に聴きたい作品「The Seventh Night of July(たなばた)」と
「たなばた」の作曲者、酒井格氏による吹奏楽作品をいくつかご紹介しました。
梅雨の時期と重なることもあり、あいにくの雨になってしまうことも多い日本の七夕ですが、
七夕の伝説は、雨だと会えないとする地域もあれば、雨は織姫のうれし涙、と捉える地域もあるそうですよ(京都 地主神社HPより)。
「たなばた」をBGMに、ぜひ皆さんも夜空に想いを馳せてみてはいかがでしょうか。
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