【曜変天目茶碗】奈良国立博物館開催「藤田美術館展」に行ってきた感想!迷ってるなら行くべし

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こんにちは。周りからは趣味が渋いと言われがちな20代女子、chiaです。

 

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突然ですが皆さん「曜変天目茶碗」ってご存知ですか?

 

 

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曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)。

 

宇宙のような美しさを持つこちらの茶碗は世界に3つしか存在しない(いずれも日本が所有しています)と言われており、現代の技術を持ってしても再現は不可能とされています。

 

まさに陶芸が生んだ奇跡とも称されるこちらの宝物。実は現在なんと3つすべてが博物館で展示中なんです!!

 

今回はそのうちの一つ、奈良国立博物館で開催されている特別展「藤田美術館展」に東京からはるばる足を運んで来ましたので!感想をレポしたいと思います!

 

 

 

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藤田美術館とは?

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藤田美術館は大阪にある美術館です。

幕末の長州藩出身で、大阪の産業発展に寄与した実業家、藤田傳三郎(ふじたでんざぶろう)が収集した美術品の展示を目的として建てられました。

 

現在藤田美術館は2022年のリニューアルオープンに向けて休館中。その間の展示として、今回の特別展が奈良国立博物館開催された次第です。

 

 

「藤田美術館展」に行って来た感想

①仏像に絵巻物…見応え抜群の展示内容

 

今回の特別展は(仏像や陶芸など)文化財のジャンルに分かれて展示が行われていました。

会場の流れをざっと紹介してみるとこんな感じです☟(ネタバレしたくないよー!って方は読み飛ばしていただいて構いません)。

 

  1. 茶道具
  2. 古筆
  3. 絵巻
  4. 仏像
  5. 仏画
  6. 法具
  7. 仏典
  8. 装束
  9. そのほか着物など

 

 

曜変天目はお茶で使われる茶碗。ということはどこで展示がされるのか分かった方もいらっしゃると思います。

 

実際に最初から最後まで見て思いましたが、いかんせん展示数が多い!

隣で鑑賞していたおばちゃんが「一日じゃ見切れんわあ」と独り言を言ってましたがまさにその通りだと思いました。

 

前述したように展示はジャンルに分かれて行われているので、気になる展示品のジャンルをチェックしておいて「そこはじっくり見る!」とあらかじめ決めても良いですね。

 

個人的には普段お目にかかることの少ない茶道具を鑑賞することができて良かったです。千利休が所有していたと伝わるものや京都検定で勉強した武野紹鴎(千利休の師匠)にゆかりのある茶器などが展示されていて「ほほお…」となってました。

 

あとは刀剣ですね(刀剣女子だけに)。今回は國行銘の小太刀が一振、展示されていました。重要文化財だそうなので同志の皆さんもぜひ・・・!

 

 

②曜変天目茶碗は並んで見るのがオススメ!

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今回の特別展の目玉である曜変天目茶碗。

館内では曜変天目を鑑賞するための列が形成されており、最前列(間近)で鑑賞するにはこちらに並ぶ必要があります。

会場内を絵にしてみるとこんな感じ☟。お粗末なフリーハンドですいません。

 

 

待機列に並ばず、列の後ろから覗き込むようにして鑑賞することもできますが、曜変天目の見どころはなんといっても茶碗の中に広がる宇宙(?)。

平日の昼前で15分ほどの待機列でしたが、折角なのでぜひ列に並んで最前列で鑑賞してみてくださいね。

 

 

③ゆっくり見るなら平日

 

「これから藤田美術館展に行く予定!」という方は混雑状況が気になるところだと思います。

私が足を運んだ日は平日(木曜日)の11時頃でしたが、空いている訳でもなく、混雑していると表現するまででもなく…という感じでした。

前述しましたが曜変天目の待機列は15~20分ほど、入口でのチケット購入の列は生成されていませんでしたが展示物のガラスケースはどれも常に誰かしらは鑑賞している…という感じでしたね。

 

ゆっくり鑑賞できる日を狙うなら、やはり(可能であれば)大きなイベントなどが何も無い平日がオススメです。朝イチならなおさら良いかも。

 

ご存知の方も多いと思いますが奈良国立博物館の周辺は奈良駅や東大寺に近く、まさに奈良の観光スポットの中心地。

修学旅行生や外国人観光客も非常に多いエリアですが、特別展では見かけなかったです。年配の方が非常に多く、特別展を目当てにいらっしゃっているような印象を受けました。

 

 

④常設展もオススメです

 

特別展のチケット料金は大人が1枚で1,500円ですが、こちらを購入すると特別展とあわせて常設展(なら仏像館、青銅器館)にも入場できます。

 

常設展の展示数が非常に多いのでこちらをじっくり見て回ると割とお腹いっぱいな感じになってしまうのですが、時間に余裕があったらぜひ常設展の方にも足を運んでみていただきたいです!

 

なら仏像館では飛鳥時代~鎌倉時代を中心に、奈良で制作された100対近くの仏像を展示。非常に見ごたえのある常設展です。

 

特別展と常設展は地下通路で繋がっており、通路の途中にはオシャレなカフェやミュージアムショップなどもあります。こちらも併せてぜひどうぞ☕

 

 

まとめ。「藤田美術館展」、迷ってるなら行くべし!

 

今回は奈良国立博物館で開催されている特別展「藤田美術館展」の感想をレポしました。

 

曜変天目茶碗を見るために訪れた今回の特別展でしたが、曜変天目以外にも数多くの展示を鑑賞することができて勉強になりましたし、常設展であるなら仏像館などもセットで足を運ぶことができて、非常に収穫の多い機会になりました!

 

「藤田美術館展、行こうかまだ悩んでる…(>_<)」という方もきっと満足できる特別展となっていますので(確信をもってオススメします)、ぜひ日にちを合わせて足を運んでみてくださいね✨

 

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