空港・飛行機内で体調が悪くなったら?実体験を交えて対処法を紹介するよ

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JGC修行

「空の旅」と聞くと、ついわくわくしてしまう方も多いのでは?
空港は独特の雰囲気があり、歩いているだけでつい気持ちが上がってしまいますよね(少なくとも私はそうです!)。
ただ残念なことに、その日コンディションによっては空港や飛行機内で体調を崩してしまうことも…。
今回は空港や飛行機内で体調が悪くなってしまった際の対処法を、実体験を交えてご紹介します。

 

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空港で体調が悪くなってしまった!そんな時どうする…?

出発前、既に搭乗が無理そうならキャンセルする

出発前、例えば自宅にいる時点で既に搭乗が厳しそうな体調であれば、一部の航空会社については診断書の提出を条件に取消手数料がかからずに払い戻し(飛行機のキャンセル)をすることができます。

例えばJALの場合、以下のガイドラインを出しています。

「お客さまご本人、またはご同行のお客さまのご病気などにより、飛行機の利用が難しい場合は医師の診断書の提出を条件に、取消手数料をいただかずに払い戻しいたします」
出典:JAL公式ホームページ

払い戻しの対応については航空会社によって対応が違うと思いますが、無理して搭乗してさらに体調が悪化してしまっても大変です。

一度体調不良時の対応調べてみる、または搭乗予定の航空会社に相談してみることをおすすめします。

 

空港で体調を崩したらグランドスタッフさんに状況を伝えよう

空港に到着した時点で体調が悪いようであれば、空港にいるスタッフさんやチェックイン時の各航空会社のグランドスタッフさんに相談してみてください。

その時によって対応は異なるかとは思いますが、空港内にある救護室を案内していただけたり、搭乗予定の便をキャンセル、または変更していただける場合があります。

 

機内で体調を崩した場合も遠慮せずCAさんに相談しよう

次は機内で体調を崩した場合。

緊急事態ではない場合でも、少しでも不安があるなら遠慮せずCAさんに相談すると良いと思います。

相談したからと言って体調や状況が一瞬で変わる訳ではありませんが、CAさんに把握いただくことで少しでも気持ちが楽になるのでは。

 

これは勝手な想像ではありますが、現在の自分の体調(状況)に加えて「CAさんにお力をお借りしたいこと」が具体的に伝えられればCAさんにも対応していただきやすいんじゃないかなと思います。

例えば薬を飲みたいので水をいただきたいとか、寒気がするのでブランケットをお借りしたいとか…。

 

実体験は後述しますが、私も体調を崩した際に勇気を出して相談したことで、かなり心が軽くなりました。

 

可能であれば家族や友人に空港まで迎えにきてもらおう

一人旅などですと少々厳しいですが、もし可能であればご家族や友人に空港まで迎えにきてもらえると安心です。

最近はフライト中にWifiが使える飛行機も多いので、フライト中の体調次第でご相談してみても良いかもしれません。

どうしても迎えに来てもらうのが厳しい場合は、タクシーを利用するのもひとつの手です。
タクシーの迎車アプリ「GO」などを利用すれば旅先でも迷うことなくスムーズにタクシーを呼べるので便利です。

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【実体験】空港(出発前)でパニック発作に苦しめられたエピソード

体調・メンタル共に絶不調の中飛行機に乗ることに

旅先で遭遇してしまった自身のトラブルも、併せてご紹介できればと思います。

※以下パニック障害の症状について具体的な記載があるので、同じ症状をお持ちの方で読むのが辛い方は閲覧をお控えください!

 

私は現在はほぼ寛解しているのですが、パニック障害持ちでして…。

 

体調が安定していれば特に問題なく飛行機にも乗れるのですが、とある旅行の出発日に知人の不幸の報せがありました。

ショックを受けながらも自分自身はどうすることもできないので、とりあえず出発。

しかしメンタルはボロボロで、夜も2時間程度しか乗ることができませんでした。

 

このままじゃ飛行機に乗れないかも…と不安な気持ちに

翌日は早朝の便だったので朝早く出発しなければならなかったのですが、起床時点で食欲不振と胃もたれがひどい状態。恐らく寝不足によって自律神経がかなり乱れていたのではと思います。

 

おまけに行きの電車(実際は沖縄だったのでモノレールでした)で重めのパニック発作を発症してしまいました。

過呼吸と眩暈に苦しめられながらなんとか列車を降り、それでも空港に向かわなければならなかったのでタクシーを利用。

ふらふらになりながら、なんとか空港に到着しました。

 

早朝だと救護室が使えないことも

空港に到着した時点で立っているのも辛い状態だったため、チェックインカウンターで一度グランドスタッフさんに相談しました。

スタッフさんはとても親切で、(搭乗時間まで)救護室が使えるかすぐに聞いてくださったのですが、早朝だったため開いていない!

(那覇空港の救護室は7時~とのことでした)

 

搭乗便を遅らせることもできますよ、ともお伝えいただきましたが、ひとまずは保安検査を受けて様子を見ることにしました。

 

意外な助けになった空港ラウンジ

救護室をお借りできなかったため、グランドスタッフさんと相談して搭乗までJALのサクララウンジ(航空会社ラウンジ)を利用しました。JGC会員だったことが不幸中の幸いに。

横になれるブースはありませんでしたが、静かな環境で休み、薬を飲んだことで少しだけ気持ちが落ち着きました。

パニック障害のお守りとしてもよく知られる飴をいただけたのも助かりました…!

 

今までラウンジは搭乗前にくつろぐ場所のように捉えていましたが、有事の際の休息場所にもなるんだと強く実感。

 

航空会社ラウンジに限らず、空港でラウンジを利用できるカード(楽天カード三井住友カードなど)を持っておくともしもの時の助けになるのでぜひおすすめしたいです。

 

心の支えになったCAさんと同乗者の方の気遣い

ラウンジで少し体調は落ち着いたものの、搭乗時間になってもまだ不安は残っていました。

そのため実際に飛行機の席についてから、CAさんに以下をお伝えしました。

・自分がパニック障害であること

・今日は少し体調が悪く、フライト中にご迷惑をお掛けするかもしれないこと

 

最初にお声がけしたCAさんにはとてもご心配いただき、「お水が必要だったらいつでも言ってください」などと大変優しいお言葉をいただきました。

そして他のCAさんにもすぐご共有いただき、フライト中も色んな方からお気遣いをいただき大変助かりました…。

 

CAさんの中にはパニック障害について若干ピンと来てなさそうな方もいらっしゃったのですが(全然いいんです、状況を把握いただけるだけで大変ありがたいです…!)そんな中でフライトの状況や残りの搭乗時間などをご丁寧にお伝えくださり、本当に安心できました。

 

CAさんのお心遣いもあり、フライトでは間抜けにも爆睡。

精神的に安心できたこと、そして睡眠を取れたことでフライト中は発作も収まり、無事に帰宅することができました。

 

空港・機内で体調不良になっても慌てないで!遠慮せず周りを頼ろう

実際に旅先で体調不良になって感じたのは、『体調が優れない時は遠慮せず周りを頼ろう』ということ。

 

自分の状況や不安を伝えるのは勇気が要りますが、我慢して倒れたり救急車を呼ぶまでの事態になってしまったらもっと周囲にご心配をおかけしてしまいます。

 

グランドスタッフさんやCAさんは空港・飛行機の『プロ』なので、きっと状況に合わせてサポートしてくださるはずです。

何よりお力をお借りすることで、色々と不安な自身の精神面もぐっと楽になるはず。

 

旅行やフライトは体調を整えて臨むに限りますが、万が一の際の参考になれば幸いです。

それでは良いフライトを!🛫

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