【京都検定対策】覚えておきたい京都の名水まとめ

京都検定

こんにちは。つな芳(@mtrktnh)です。

 

今回は京都検定対策として、【京都の名水】をご紹介したいと思います。

 

☟まずはこちらをどうぞ。第12回京都検定2級の過去問からの出題です。

秦氏の氏神であり、酒の神様としても知られる松尾大社の境内に湧く名水はどれか。

(ア)醒ヶ井 (イ)梅の井 (ウ)染井 (エ)亀の井

 

 

 

 

 

 

正解は(エ)の「亀の井」の水。

分からなかった方も本記事でまとめますので、参考にしていただければ幸いです。

 

 

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京都と水の関係性

 

多くの河川に恵まれる京都は古くから豊かな水どころとして知られています。

京都を流れる代表的な河川は

  • 鴨川
  • 桂川
  • 宇治川

などが挙げられますね。

 

京都が水に恵まれた理由の一つとして、(京都の地形が)多くの山々に囲まれている盆地であったことによると考えられます。

 

山に降り注いだ水は森の植物や土によって濾過され、やがて河川や湧き水となって京都に暮らす人々の元へ流れて行きます。

清らかな水は京都の人々の間でも多くの評判を生み出し、現在でも歴史や和歌の舞台となった場所が数多く残っています。

 

 

 

京都の三名水

京都で採れる水の中でも、特に水質の良い水として名高いものが、「京の三名水」と呼ばれています。

 

①梨木神社の「染井の水」

 

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「染井の水」は梨木神社(なしのきじんじゃ)の境内を流れる水。

千年もの間、一度も枯れずに流れ続けていたと語り継がれています。

 

染井の水への理解を深め、水辺の環境を守って行くために、毎月第3日曜日には「染井会」という茶会が開かれています。

 

「京の三名水」のうち、実際に飲むことができるのはこちらの「染井の水」のみ。

 

京都検定対策も、とりあえずこちらを覚えておくことをオススメします。

 

梨木神社、染井の井、京都御所

 

②「佐女牛井(さめがい)の水」※現存せず

堀川五条(西本願寺付近)に流れていたとされる水。

 

千利休や「わび茶」の創始者として知られる村田珠光(むらたじゅこう)、千利休の師匠であった武野紹鴎(たけのじょうおう)など、茶の湯を代表する数多くの茶人に愛されていました。

 

こちらは第2次大戦中の工事にあたり撤去されてしまい、現在は石碑が建つのみとなっています。

 

 

③「県の井(あがたのい)」※現存せず

京都御所の西側にあったとされる水。

平安時代に編纂された「大和物語」では病気を治す水とも紹介されています。

 

現存はしていません(既に涸れてしまっています)が、平成に入ってから改めて県の井付近が掘り起こされ、現在は付近に暮らす人の非常用水として利用されています。

 

 

そのほか京都の名水

宇治上神社の「桐原水」

 

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宇治上神社(うじかみじんじゃ)には宇治七名水に数えられる「桐原水」があります。

宇治は日本屈指のお茶どころであり、宇治を流れる豊かな水によって古くから茶葉栽培が行われて来ました。

 

なお、宇治七名水は以下の通り☟。

  • 阿弥陀水(平等院)
  • 法華水(平等院)
  • 泉殿(ユニチカ宇治工場付近)
  • 高浄水(ユニチカ宇治工場付近)
  • 桐原水(宇治上神社)
  • 公文水(橋姫神社)
  • 百夜月井(宇治橋商店街付近)

 

たくさんありますが、現存するのは「桐原水」のみとなっており、他は石碑などを残すのみとなっています。

 

京都検定対策でも、とりあえずは桐原水を覚えておきましょう。

 

宇治上神社、桐原水、宇治七名水、宇治茶、栄西(日本に茶を持ち込んだ人物)、足利義満(宇治茶栽培を促進)

 

 

大原野神社の「瀬和井の清水」

 

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桓武天皇の皇后、藤原乙牟漏(ふじわらのおとむろ)が奈良にある春日大社の神霊を迎えたことから始まるとされる神社。春日大社ともあり、鹿のモチーフを境内では見かけることができます。

 

参道にある「瀬和井の清水(せがいのしみず)」大伴家持(おおとものやかもち)が愛飲したことで知られ、

彼の和歌にも用いられました。

 

大原や せがいの水を手にむすび 鳥は鳴くとも 遊びて行かん

大伴家持

 

大原野神社、瀬和井の清水、大伴家持

 

 

御香宮神社の「御香水」

 

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神社の名前「御香宮」のルーツにもなった名水。

 

860年代、この地に湧き出た水を飲んだ多くの病人の症状が治ったことから、清和天皇より「御香宮」の名前を賜りました。

 

神社のある伏見は酒どころとして知られ、近くには月桂冠の本店を始め、多くの酒造会社があります。

 

御香宮神社、御香水、清和天皇、伏見

 

 

錦天満宮の「錦の名水」

 

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京都観光としても人気のスポット、錦市場の中にある神社「錦天満宮」に湧き出る水。

常に低温度の水が流れ出ており、夏でも冷たいと評判です。

 

錦市場には鮮魚店や青果店が数多く立ち並んでいますが、生鮮商品の保存に適した錦の名水があったからこそであると考えられます。

 

かの伊藤若冲も錦市場の生まれであり、錦の名水を使って絵を描いていた・・・かもしれません。

 

錦天満宮、錦の名水、錦市場、伊藤若冲

 

 

法然院の「善気水」

 

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法然院は浄土宗の寺院で、境内には作家の谷崎潤一郎や経済学者の河上肇らの墓があります。

「善気水(ぜんきすい)」は法然院内、方丈庭園を流れる水。

方丈庭園は各所に椿が咲く「椿の寺」として名高い場所となっています。行ってみたい・・・。

 

こちらは洛中(京都市内中央エリア)を流れる名泉の一つとして知られています。

 

法然院、善気水、浄土宗

 

 

松尾大社の「亀の井」

 

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最後にご紹介する松尾大社は、四条通の西端にある神社(東端には八坂神社があります)。

 

古くから酒の神として信仰を集め、大社内では奉納された酒樽が沢山並べられている様子を目にすることができます。

 

境内の「亀の井」の水を醸造の時に混ぜると酒が腐らないと言われており、酒にちなんだ言い伝えが特徴的です。

名前からあるように、手水舎の亀もかわいい。

 

松尾大社、亀の井、酒の神様

 

 

まとめ:京都の名水は逸話や歴史とセットで覚えよう

京都を流れる名水は数多く存在しますが、その中でも検定に出題されたことのある(もしくはされやすい)名水を今回はピックアップしてご紹介しました。

 

京都の名水を一つ一つ探って行くと、酒造に使われたり新たに市場が発展したりと、

その地にちなんだエピソードと深く結びついていることが分かります。

 

名水の名前だけでなく、水が湧き出る場所の特徴などを踏まえて学んでみると、更に理解が深まるでしょう◎

 

 

京都検定対策には、公式テキストブックをご参照ください☟