こんにちは。chia(@mtrktnh)です。
今回は京都検定対策として、【浄土真宗の主要なお寺】をまとめてみたいと思います。
浄土真宗とは?
浄土真宗(じょうどしんしゅう)は、日本における仏教の宗派の一つ。
浄土宗を開いた法然の弟子であった、親鸞(しんらん)が開宗しました。
京都検定公式テキストブックでは、浄土真宗の教義を
本願を信じる心が阿弥陀仏より回向(えこう)される
としています(絶対他力の説)。
今回は京都にある浄土真宗の主要な寺院として、「四派本山」と称される4つを試験に向けて覚えたいポイントを押さえながら紹介して行きます。
①西本願寺
京都駅から見て西側にある大きな寺院。裏手には龍谷大学があります。
親鸞の娘である覚信尼(かくしんに)が建立し、豊臣秀吉が現在の地に寄進しました。
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世界遺産に登録されており、桃山様式の唐門(国宝)は華やかさを愛した秀吉の好みを示しているかのよう。
対面所にある「松鶴図」は狩野派を代表する江戸時代初期の画家、渡辺了慶の作として伝わります。
②東本願寺
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京都駅から見て東側にある寺院。
徳川家康の時代に、西本願寺から分派する形で建立されました。
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境内にある国の名勝にも指定されている庭、渉成園は石川丈山によるもの。
当寺には親鸞が記したとされる聖典「坂東本」(国宝)も収蔵されています。

西本願寺と名前が似てるから混同しそうだよ~!!!💦
という時は・・・
- 西本願寺=豊臣秀吉
- 東本願寺=徳川家康
で覚えてみてはいかがでしょうか。
③佛光寺
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浄土宗の僧侶、法然が後鳥羽上皇の怒りを買ったことで引き起こされた「承元の法難(じょうげんのほうなん)」で、越後へ配流となっていた親鸞が京都へ戻ってから建てた寺。
聖徳太子の像(聖徳太子立像)は重要文化財に指定されています。
④興正寺
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最後にご紹介するこちらは、西本願寺の南隣にある寺院。
佛光寺の住職であった経豪が1469年に山科に寺院を創建したことに始まります。
経豪は本願寺の8代目の住職、蓮如(れんにょ)に深く帰依したことから当時の興正寺は本願寺に帰属する形となっていました。
その後1591年に西本願寺と共に現在の地へ移転。
西本願寺から小路を挟んだすぐ隣の立地にあることからこちらも混同してしまいがちですが、
現在は浄土真宗興正派の本山として本願寺からは独立しています。
まとめ。浄土真宗は四派本山をメインに学んでみよう
今回は浄土真宗の主要な寺院を紹介しました。
浄土真宗には多くの宗派が属しており、京都検定対策として頭に入れるべき寺院として、今回は「四派本山」に数えられる4つを説明しています。
それぞれが独立する派閥となりますが、ルーツを辿ると親鸞が開いた浄土真宗の教えに行き着きます。
浄土真宗を代表する寺院として、ぜひ覚えてしまいましょう◎
☟詳しい説明は京都検定公式テキストブックをどうぞ!