【京都検定対策】覚えておきたい天台宗の主要な寺院まとめ

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京都検定

こんにちは。chia(@mtrktnh)です。

 

今回は京都検定対策として、【天台宗の主要なお寺】をまとめてみたいと思います。

 

 

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天台宗とは?

 

そもそも天台宗とは何かと言うと、日本を代表する宗派の一つですね。

中国の天台智者大師と呼ばれる、智顗(ちぎ)を高祖とし、最澄が日本に広めました。

 

京都検定公式テキストブックでは、天台宗の教義を

自利利他のため現実世界に仏界を実現すること

としています。

 

 

天台宗三門跡

京都にある天台宗のお寺として、手初めに覚えたいのが「天台宗三門跡」と呼ばれる3つのお寺。

 

京都検定にもよく出題される「門跡寺院」は「皇族出身の僧侶が住職を務めた寺院」を指し、

「天台宗三門跡」も天台宗の寺院の中でも特に格式の高いお寺として知られています。

 

①三千院

 

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京都府・大原にあるお寺。

1130年に堀川天皇の皇子である最雲王親王が門主となり、以後三門跡の一つとなりました。

 

お寺の南側には聚碧園(しゅうへきえん)と称される庭があり、冬でも凍らずに水が流れ出るとされる華厳音愛の手水鉢があります。

 

 

 

 

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三千院が収蔵する宝物に国宝の阿弥陀三尊像がありますが、中央の阿弥陀如来の両脇に坐する観世音菩薩と勢至菩薩は大和坐り(正座)をしており、珍しい姿とされています。

 

三千院、天台宗三門跡、聚碧園、華厳音愛の手水鉢

 

②妙法院

 

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鎌倉初期に尊性法親王が入寺して以来、門跡寺院となりました。
一度戦火で消失しましたが、その後豊臣秀吉が寄進をして現在の姿となりました。
秀吉にゆかりのある品として、ポルトガルから彼宛に送られた書簡である「ポルトガル国印度副王信書」(国宝)が収蔵されています。

 

妙法院、天台宗三門跡、ポルトガル国印度副王信書

 

③青蓮院

 

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別名を粟田御所。1144年に藤原師実の息子である行玄が大僧正(だいそうじょう、僧における最上位)を務めた際に門跡寺院となりました。

 

 

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歴史のある寺院であり、門前の巨大なクスノキは京都の天然記念物に登録されています。

 

豊臣秀吉とも関わりのあった寺院で、境内庭園には秀吉が寄進したとされる一文字型手水鉢が置かれている点もポイント。

 

 

 

青蓮院、天台宗三門跡、クスノキ、一文字型手水鉢、

 

そのほか天台宗を代表するお寺

六角堂

 

正式名称は「頂法寺」。烏丸御池駅近くの市街地にある寺院です。

池坊の家元が代々の住職を務め、生け花発祥の地としても有名。境内にある生け花のモニュメントには池坊専応の記した「大巻伝」の一節が記されています。

 

古くから市民にも親しまれた寺院で、江戸時代には祇園祭の山鉾巡行の順番を決めるくじ取り式が行われていました(現在は京都市役所で実施)。

 

庶民の信仰を集めた寺院としては、「上京の革堂(行願寺)と下京の六角堂」がセットで挙げられることが多いです。

 

六角堂、生け花発祥の地、池坊、革堂、祇園祭のくじ取り式

 

☟室町時代を舞台に、初代池坊専好を描いた映画「花戦さ」には六角堂も登場します。あくまでフィクションですが当時の京都の歴史を学べるのでオススメ。何より専好の大成した「立花」が素晴らし過ぎる・・・!
☟原作はこちら。

 

三十三間堂

 

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京都を代表する寺院の一つ。

 

1164年に後白河法皇の勅願、そして平清盛の造進によって建立されました。
堂内中央には湛慶の千手観音坐像(国宝)が鎮座し、その左右には木造の千手観音像(重要文化財)が立ち並びます。

 

 

☝JR東海のキャンペーン「そうだ 京都、行こう。」でも2006年のCMに起用されています。

 

三十三間堂、平清盛、千手観音坐像

 

延暦寺

 

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延暦寺は京都府ではなく滋賀県にあるお寺ですが、

最澄が修行をした地として、天台宗を学ぶ上では欠かせない寺院です(検定公式テキストにも掲載されています)。

 

1571年に織田信長の焼き討ちを受けましたが(比叡山焼き討ち)徳川家光の時代に再興し、

現在は比叡山における寺院群として世界遺産に登録されています。

 

延暦寺、比叡山、根本中堂(国宝)

 

 

まとめ。京都検定対策には主要な寺院から覚えて行こう

日本におけるあらゆる仏教の宗派の中心的存在である、天台宗。

 

最澄が修行を行った比叡山では、後に浄土宗を開いた法然や臨済宗を広めた栄西など、

多くの僧侶が集う場所となりました。

 

今回ご紹介した寺院は京都検定の対策には欠かせない寺院ばかりですので、天台宗を学ぶ足掛かりとして、参考にしていただければ幸いです。

 

 

☟詳しい説明は京都検定公式テキストブックをどうぞ!

 

 

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